2005年6月24日に、異業種懇談会・エルエフ会で「わが国の教科書問題」を議論いたしました。その際に、8出版社から刊行されています歴史教科書を通読し、その分析結果をとりまとめましたスライドを下に掲げます。
わが国の歴史教科書はすべて歴史を通じて国民の自覚を育てるという歴史観・使命感を持っておりません。また、文章が硬直的で、読んでまったく面白くない代物です。これに抗して扶桑社から出版されました皇国史観の「新しい歴史教科書」は文章がよくこなれていて大変読みやすく、刺激的ですが、史観には問題があり、靖国問題などとも絡んで国際的には混乱に拍車をかける懸念があります。
エルエフ会は、昭和30年代初に京大経済学部を卒業された行政官・経済人などを中心に40年ほど続いており、会員数27名、現在私が幹事を務めております。