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ラグビーの国際試合(Rugby Union)~英国切手の魅力シリーズ70~



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 2021年10月に、ラグビー・ユニオン結成150周年を記念して、8葉の記念切手が発行された。

 この8葉は、過去60年間の男子と女子のラグビー試合での象徴的な瞬間を記録したカラー写真をモノクロの背景に浮き立たせる趣向で作成されている。

 ラグビー・フットボールは1845年のラグビー校における初のフットボール規則の制定によって、フットボール(サッカー)から分離され、1863年にはブラックヒース・クラブがフットボール・アソシエーションから脱退して、サッカーとラグビーが完全に別のスポーツとして成立した。

 1871年にはラグビー・ユニオンが設立され、初めての国際試合が1871年3月27日にイングランドとスコットランドの間で行われた。1876年にはオーストラリアとニュジーランドへの海外遠征も行われ、1888年には、ニュジーランドのマリオ族によるチームが英国へ遠征している。

上段左から

1、額面;2nd 2014年女子ラグビー・ワールドカップ決勝、イングランド対カナダ
2、
額面;2nd 1970年ファイブネーションズ・チャンピオンシップ、イングランド対ウエルズ
3、額面;1st 2015年女子シックスネイションズ・チャンピオンシップ、スコットランド対アイルランド
4、額面;1st 1984年のファイブネーションズ・チャンピオンシップ、アイルランド対スコットランド

下段左から
5、額面;
£1.70 1998年女性のホームネーションズ・チャンピオンシップ、スコットランド対イングランド
6、額面;
£1.70 1998年ファイブネーションズ・チャンピオンシップ、イングランド対アイルランド
7、額面;
£2.55 2009年女子シックスネイションズ・チャンピオンシップ、ウエルズ対イングランド
8、額面;
£2.55 2003年ラグビー・ワールドカップ決勝、オーストラリア対イングランド

 筆者は1991年10月14日に、英国北アイルランドのベルファストで行われたワールドカップの日本対ジンバウエ戦を観戦した。日本チームを住友銀行で一緒に働いていた宿澤広朗監督が率いて遠征して来たので、応援に駆け付けた次第である。

 ラグビーの監督は、試合が始まると、グランドから離れて観客席で観なければならないので、彼の横に座って解説を聞くことができた。

 結果は、幸いにも、日本52対ジンバブエ8で、日本の圧勝であった。ワールドカップ出場2大会目、通算6試合目にして、日本はワールドカップ初勝利を手にしたのである。今から30年前のことである。

 ジンバブエ戦での初白星の後、24年間、カナダ戦での2つの引き分けを除いてワールドカップで18戦連続で勝星を挙げられず、ようやく2015年に南アフリカ戦で勝利を掴んだ。一昨年には、ワールドカップを東京で開催、グループリーグを突破して、準々決勝まで戦ったのは記憶に新しい。

 日本初のラグビー切手を下掲する。 

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