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ヴィクトリア女王(Queen Victoria)肖像画~英国切手の魅力シリーズ97

 2025年11月27日、過去に普通切手の図案として使われたヴィクトリア女王(Queen Victoria)肖像画切手8葉と女王肖像写真4枚を収めたミネチュア・シートが発行された。

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 8枚の切手セットは、4枚ずつ横に並んだ2つの帯状の切手で構成されており、額面はすべて1st(現在、1.70ポンド)。

 8枚セットの各切手には、ビクトリア朝時代の切手デザインと、その切手に関する共通の説明文が印刷されている。切手の裏面には、オリジナルの切手発行当時のデザインを再現した透かし模様が施されており、ロイヤルメールによると、この透かし模様が現代の切手プログラムに採用されるのは今回が初めてとのことである。

 上段の4枚には、①ペニー・ブラック(1840年発行)、②ツーペニー・ブルー(1841年発行)、③6dエンボス(1854年発行9、④4dファースト・レタープレス(1855年発行)の切手が描かれている。

 下段の4枚には⑤1sスモールレター(1862年発行)、⑥ペニー・レッド(1864年発行)、⑦ペニー・ライラック(1881年発行)、⑧4dジュビリー(1887年発行)の切手が描かれている。

 1840年に発行されたペニー・ブラックは、世界初の粘着式郵便切手となり、プリペイド郵便による日常のコミュニケーションを一変させた。ロイヤル・ミントの主任彫刻家ウィリアム・ワイオンが制作したメダルに描かれた若々しいヴィクトリア女王の肖像は、その後も変わらぬデザイン基準を確立し、短期間の使用にもかかわらず、この切手の地位を確固たるものにした。

 1年後の1841年に発行された2ペニー・ブルー切手は、ヴィクトリア女王の肖像を残しつつ、より重い通信物用に高料金の切手を提供した。デザインはペニー・ブラックに似ているが、白線の追加などインクの改良により、以前の印刷物との差別化が図られた。

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 記念ミネチュア・シートの4枚の切手には、ビクトリア女王の治世のさまざまな時期の写真が掲載されており、シートの縁には、ダイヤモンド・ジュビリーの衣装を着用したヴィクトリア女王の肖像画が描かれている。













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