会長 岡部 陽二 (昭和22年卒)
東部東櫻同窓会は、3年に2回の総会開催と1回の会員名簿(会誌)発行、「東部東櫻だより」の随時発刊を運営ルールとしてきました。
昨年6月6日(土)には日本工業倶楽部において総会を開催しました。友野龍士の和太鼓と穴澤雄介のバイオリンによるセッションライブ演奏を楽しんだ後、㈱ジャパンライフデザインシステム社長の谷口正和氏に「青い鳥の経営戦略~京都に大いなるチャンス~」と題し21世紀に適った京都発の商業・観光・産業振興のユニークなアイディアをご披露頂きました。
ところで、同窓会運営上の最大の問題は、総会への参加者の減少です。平成15年の総会には100名の参加がありましたが、平成19年・21年には50名を割り込んでおります。
これへの対策として有効かどうかは分かりませんが、総会後に開催しました理事会にて、東部東櫻同窓会総会は本部同様、3年に一回、京都での総会の翌年の6月第一土曜日に開催することにしました。したがって、次回は平成24年(2002年)6月2日(土)の予定です。皆様方からの総会活性化へ向けてのご提案をお待ちしております。
「東部東櫻だより」は今回が第3号となりました。昨年刊行されました本部の「東桜だより」第18号には及びませんが、東部も健闘しております。今回は昭和13年小卒の稲垣真実さんに明治42年卒業の村山槐多という異様な情熱を感じさせる洋画家について書いて頂きました。(稲垣真実さんのエッセー下掲)村山槐多は京都師範附属小学校と京都一中を卒業して東京へ出、22歳で夭折するまでわずかの5年の間に多くの洋画作品を残しています。村山槐多は詩人や小説家としても活躍した天才画家で、昨年12月から今年1月にかけて渋谷の松濤美術館で「没後90年・村山槐多・ガランスの悦楽」展が開催されました。一方、稲垣真実さんは84歳の今も現役の著述家として多忙を極めておられる大先輩です。
母校の附属小学校・中学校は、本年3月で「小中一貫9年間義務教育」の実験段階を終え、本核的な一貫体制での運営となります。校長先生は平成17年から一人になられ、同窓会も合体の方向で検討が進められております。幸い東部東櫻同窓会はすでに合体済みですが、中学のみ在籍の方の名簿が不備で、十分にはカバーが出来ておりません。会員の皆様方から中学のみ在籍の方へのご伝達と事務局への情報提供をよろしくお願いします。
(2010年3月20日、京都教育大学附属きょうと小学校東部東櫻同窓会広報委員会発行「東部東櫻だより」第3号 p1所収)